最新ファームウェアバージョン:
機体: V01.00.02.11
送信機: V01.00.02.13
DJI Pilotアプリ(Android版): V1.9.0R
D-RTK 2モバイルステーション: V03.00.00.13
バッテリーステーション: V01.05.06.06
バッテリー: V01.02.05.28
Zenmuse H20/H20T: V01.00.02.11
Zenmuse Z30: V01.00.06.10
Zenmuse XT2: V01.00.03.50
Zenmuse XT S: V01.00.00.09
DJI X-Port: V01.02.01.13
DJI Assistant 2 For Matriceソフト: V2.0.13

アップグレード方法:
機体/送信機 ⇒ Assistant 2ソフト/DJI Pilotアプリ
Zenmuse H20/H20T ⇒ microSDカード/ Assistant 2ソフト/DJI Pilotアプリ
D-RTK 2モバイルステーション ⇒ Assistant 2ソフト
内蔵版DJI Pilotアプリ ⇒ 送信機FWの更新に伴い自動更新
バッテリーステーション⇒ DJI Pilotアプリ(送信機と接続後、アプリのUHMS内でアップグレード)

更新内容:
・ミッションフライト
 ①ウェイポイントプレビュー機能が追加されました。FPV画面とカメラ画面にて、次の2つのウェイポイントの位置情報が青色のひし形マークで表示されます。また、FPV画面では次のウェイポイントの高度情報とスピード情報が表示されます。
 ②機体制御権限がない送信機にて、簡易版のミッション実行状況画面を表示できるようになりました。
 ③直線飛行ミッション機能が追加されました。川や道路などのマッピングに対応しています。
 ④ミッションフライトで撮影された写真が自動的に事前設定されているフォルダに保存されるようになりました。また、フォルダ名も変更することができます。

・AIスポットチェック
 ①AIスポットチェック機能にて、写真内の物体を囲むフレームの形状を自由に変形させることができるようになりました。
 ②AIスポットチェック機能使用時、自動的にカメラモードがズームモードに、フォーカスモードがAFSモードに設定されるようになりました。また、誤操作の発生を防ぐために、AIスポットチェック機能使用時はカメラ関連の設定や操作を行うことができない仕様へと変更されました。
 ③AIスポットチェック機能の安定性が最適化され、作業効率および使用体験が向上しました。

・FWアップグレード
 ①Zenmuse H20/H20TのFW一致性更新機能が追加されました。アプリのUHMS画面内で一致性更新を行うことができます。
 ②アプリを使用したFWアップグレードの効率が最適化されました。
 ③FWアップグレード時に必要なバッテリー残量が機体は25%、送信機は50%に変更されました。

・フライトコントローラー
 ①RTKモード下におけるポジショニングの安定性が最適化されました。
 ②ローバッテリーRTHのアルゴリズムが最適化され、強風環境下における機体の遠距離RTHの安全性が向上しました。
 ③3プロペラ緊急着陸機能が最適化され、着陸過程における操作性が向上しました。
 ④Pモード下における最大下降速度が3m/sから4m/sに向上しました。
 ⑤「Look At」機能が追加されました。本機能を使用することで、ワンキーでジンバルカメラをPINポイントにフォーカスさせることができます。
 ⑥地図画面でPINポイントのGPS三次元座標を修正する機能が追加されました。
 ⑦レーザー距離測定(RNG)機能とスマートトラック機能で表示される高度が海抜高度に変更されました。
 ⑧スマートトラック機能のアルゴリズムが最適化され、追跡時の精度と安定性が向上しました。
 ⑨レーザー距離測定機能が最適化され、距離測定時の安定性が向上しました。

・DJI Pilotアプリ
 ①地図画面で機体のGPS座標が表示されるようになりました。
 ②アカデミー機能が追加されました。トップ画面右上のアカデミーアイコンをタップして、チュートリアルビデオを見ることができます。
 ③ATTIモードへの手動切替え機能が追加されました。アプリ内でフライトモード設定をT/P/SモードからA/P/Sモードに変更することができます。
 ④各フライトごとの部分的な送信機ログをエクスポートできるようになり、ログエクスポートの効率が向上しました。
 ⑤アームスリーブの安全確認画面が表示されるようになりました。
 ⑥タイプ別(画像、アプリログなど)のキャッシュクリア機能が追加されました。
 ⑦上方と下方ビジョンシステムの障害検知機能を個別で設定できるようになりました。
 ⑧ディスクリートモードをOFFにした後、ビーコンがAUTOに切替わるようになりました。
 ⑨強風通知の風向表示が絶対方向から機体との相対的な方向に変更されました。
 ⑩Enterprise Shieldの自動アクティベーション機能、および残りの保証期間を確認することができる機能が追加されました。
 ⑪FPV画面とカメラ画面に垂直速度バーが表示されるようになりました。
 ⑫チェックリスト内にバッテリーやRTKなどのステータス確認項目が追加されました。

・デュアル制御モード
 ①ジンバル制御時のスティック操作にズーム機能が追加されました。
 ②B送信機で制御不可の機能に対して、ポップアップが表示されるようになりました。
 ③機体フライト制御側の映像伝送画面表示が最適化され、ジンバル制御権限がない送信機画面にカメラモードとズーム倍率が表示されることができるようになりました。

・映像伝送機能
 PSDKカメラの映像伝送がアダプティブビットレートに対応しました。

・ビジョンシステム
 ①水平4方向の障害物検知ステータスがそれぞれ個別に表示されるようになりました。また、ビジョンシステムによる障害物検知が無効な状況下において、赤外線センサーによる障害物検知機能が使用されるようになりました。
 ②ビジョンポジショニングシステムの安定性が最適化されました。

・送信機
 ①確認ボタンを押したまま、右ダイヤルを回すことでジンバルカメラのズーム調整を行うことができるようになりました。
 ②RTK/GPSシグナルロスト、またはビジョンシステムが無効になった際に、送信機のバイブレーションによる通知機能が追加されました。
 ③外付けモバイル端末に対応しました。

※ 推奨端末:Samsung Galaxy Tab S6 / Xiaomi Mi Pad 4 / HUAWEI MediaPad M3/M4/M5

注意事項:
・通常使用に影響が生じる可能性があるため、必ず機体/送信機/バッテリー/D-RTK 2モバイルステーション(使用する場合)/ペイロードジンバルカメラ(使用する場合)のFWを共に最新Verにアップグレードしてください。
・Zenmuse Z30/XT2のFWをアップグレードする際は、公式Webサイトから最新FWパッケージをダウンロードした後にmicroSDカードを使用してアップグレードを行ってください。
・DJI Pilotアプリは、送信機内蔵版のDJI Pilotアプリ、またはV1.9.0Rおよびそれ以上のVerのDJI Pilotアプリを使用してください。

詳しくはこちら:
https://enterprise-insights.dji.com/blog/matrice-300-rtk-august-firmware-update?fbclid=IwAR0i_jmDR59p4Pf6gsgur1ru65vgITjAuui0p29JtawIaSO7NPu67EGGJ8s