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概要

昨年8月に開催した、カラリストGiles Livesey氏によるDaVinci Resolveのトレーニングセミナーを、今年も開催いたします。

Blackmagic DesignのDaVinci Resolveは、カラーコレクション・ツールとして、カラリストのみならず、カメラマンやDIT などさまざまな方々に支持されています。カラーコレクションのニーズが高まる昨今、興味はあるけど使い方がわからない、使っているけどもっと知識を深めたいといった皆様に向けてのセミナーです。

よりじっくりとカラーグレーディングについて学んでいただくために、今年はトレーニングコースを3つに分けることにしました。

Resolve Creative Color Correction Course 2014
  • コース1.0(初級):「DaVinci Resolve プライマリー集中講座」(1日間)
  • コース1.1(中級):「DaVinci Resolve セカンダリー集中講座」(1日間)
  • コース1.2(上級):「DaVinci Resolve クリエイティブ・カラーコレクション講座」(1日間)
  • 基礎から中上級までコースをご用意しておりますのでふるってご参加ください。複数のコースを受講する際は、1.0、1.1、1.2の順番で受けていただくことをお勧めします。
    (上級コースは既にポストプロダクションやデジタルアートでの経験をお持ちで、DaVinci Resolveの機能全般および基本的なビデオタイムラインの概念を理解している方々向けのものです。)

    講習詳細
  • 各回定員:10名
  • 昼食付き
お持ち頂く機材

Resolve v10 の動作するラップトップをお持ちください。また、動作するかご心配な方はラップトップPC(Mac)のスペックをスクリーンショットでお送りください。

▼動作確認MacBook Pro
2012年モデル以降 (15inch 以上)
※Retinaモデルであっても、13inchのタイプでは受講いただけません。

▼Windows
ラップトップに確認済みモデルはございませんので、DaVinci Resolveが起動し、作業ができたPCを対象とします。

▼マウス
ホイールボタン付きマウス(できれば有線)。お持ちでない方は事前にご相談ください。
*コントロールパネルをご使用になりたい方は、各自お持ちください。(任意)

▼ソフトウェアのインストールと動作確認をお願い致します
セミナー当日はドングルをお貸し出しして正規版をお使いいただきます。

講師

Giles Livesey 氏
Giles Livesey 氏
GilesはCM、PV、映画、TV番組のカラーグレーディングに17年以上携わってきました。ロンドンのMoving Picture CompanyやDigital Film Labなどのハイエンドのポストプロダクションに在籍し、当時は一般的でなかった、デジタルによる映画作品のグレーディングを世界に先駆けて行いました。現在は、メーカーへのアドバイス、新人カラリストの育成、DaVinci Resolveを使っての制作を行っています。
【実績】
CM:Coca Cola, McDonald’s, Toyota, HSBC Bank, etc…
映画: アンダーワールド、トゥームレイダー etc…

プログラム

コース1.0(初級):「DaVinci Resolve プライマリー集中講座」
[10:30~13:00]
  • はじめに
    ・PDFおよびメディアの配布
    ・自己紹介
    ・講師紹介
    ・プレゼンテーション:カラーコレクションおよびグレーディングの原則
    ・カラーコレクションやグレーディング前に必要なステップについて
  • Media/Editページの概要およびタイムラインの作り方
    ・メディアの種類:圧縮/非圧縮/Raw
    ・メディアのインポート/フォルダー作成/タイムライン作成/編集/タイムラインのエキスポート
    ・デイリー素材/ラッシュタイムラインのグレーディング
    ・Colortrace機能およびタイムラインからグレーディング結果をコピー
    ・FCPやAVIDからプロジェクトをインポート
  • プライマリーカラーコレクションについてのイントロダクション
    ・Lift/Gamma/Gain/Offsetを使い、ショットのホワイトバランスを調整する
    ・カラーコレクションでのスコープについて
    ・プライマリーカラーコレクションにおいての基本的なノード(シリアル/アペンド)
    ・バージョン機能について
[13:00~14:00]
  • 昼食
[14:00~18:00]
  • カラーコレクションの基礎
    ・ベースグレーディングの重要性
    ・バージョン機能の使用方法
    ・エクササイズ:プライマリーカラーコレクションの例
    ・RGBパレード/WFM/ベクトルスコープ/ヒストグラムを理解する
    ・3Way Color GUI:Lift / Gamma / Gain / Offset / Saturation / Hue / Printer Lightsについて
    ・「マッチグレーディング」でプライマリーカラーコレクションを比較/コピー/適用する
    ・YRGB プライマリー VS RGB プライマリー & Luma Mix
    ・Raw グレーディング VS Primary グレーディング
    ・露出が適切でないショットをシリアルノードおよび複数のプライマリーカラーコレクションで調整
    ・サイズ調整: パン/ズーム/チルト/回転 (All/Color/PTZR) のサブピクセル処理について
    ・Resolve インフォメーションパネル(Colorページ)
    ・パワーウィンドウについて
    ・パワーウィンドウを使ったトラッキングおよびスタビライズ
    ・キーフレームを使ったグレーディング
    ・モーションエフェクト:ノイズリダクション(Spatial/Temporal / Motion Blurの使い分け)
    ・リニアグレーディング VS Logグレーディングについて
    ・YRGBカーブについて
    ・RGBミキサーについて
  • ハンズオンエクササイズ:プライマリーグレーディングの例
    ・プライマリーでの露出調整
    ・テストチャートを参照してのグレーディング
    ・入力および出力サイズでアスペクトレシオを修正する
    ・RGBミキサーで色を修復する
    ・プライマリーカラーコレクションを含んだパワーウィンドウのトラッキング
    ・キーフレームを使って長回しのショットをグレーディングする
  • グレーディング済みのシーケンスを出力(レンダリングおよびバージョンを含む)
  • おわりに
    ・質疑応答
    ・修了書授与


コース1.1(中級):「DaVinci Resolve セカンダリー集中講座」
[10:30~13:00]
  • はじめに
    ・PDFおよびメディアの配布
    ・自己紹介
    ・講師紹介
    ・プレゼンテーション:セカンダリーテクニックを使ったカラーコレクション
    ・セカンダリーカラーコレクションの例
  • Resolveでのセカンダリー
    ・ベクタープリセットの使用法
    ・HSLキーおよび正確に色を分離する方法
    ・カラーカーブ:サチュレーションおよびヒューカーブについて
    ・RGBキーヤーについて(効果的な使用法)
    ・注意の必要な機能とその理由
  • 複雑なノードツリー
    ・シリアル/アペンド/パラレルノード
    ・レイヤーノード
    ・キーミキサー・ノード
    ・スプリッターコンバイナー・ノード
    ・クリップノード VS トラックノード/アンミックス
    ・さまざまなルックを試すためのトラックノード
    ・スチル、パワーグレードおよびノードプロテクションについて
[13:00~14:00]
  • 昼食
[14:00~18:00]
  • セカンダリーカラーコレクション・エクササイズ
  • パワーグレード:セカンダリーグレーディングで使用する
  • Motion Effectを使用する
  • セカンダリーカラーコレクションを含んだプロジェクトの扱い方
  • おわりに
    ・質疑応答
    ・修了書授与


コース1.2(上級):「DaVinci Resolve クリエイティブ・カラーコレクション講座」
[10:30~13:00]
  • はじめに
    ・PDFおよびメディアの配布
    ・自己紹介
    ・講師紹介
    ・プレゼンテーション:カラースタイリングについて
  • 映画/PV/CMのグレーディング例
    ・ルックおよびルック作成の手法を解析
    ・例にあがったルックを作るステップ
  • スタイライズ・グレーディング
    ・ティントとトーンでスタイリング(Curve, Luma & Log メソッド)
    ・柔らかく、フラットなルック(TVコマーシャル向け)
    ・肌のトーンの調整方法
    ・シャープニング/コアリング/レベル/ブラー/ミスト
    ・モーションエフェクトの適用
    ・スリラー&ホラー調のルック(長尺プロジェクト)
    ・Day for Night 効果
    ・典型的なハリウッドのルック
    ・ヴィンテージルックの作り方(古い映画やビデオ)
    ・複雑なプライマリーを使ったルックとルックアップテーブルの適用
    ・レイヤーノードのブレンドについて
    ・トラック全体のエフェクトについて
[13:00~14:00]
  • 昼食
[14:00~18:00]
  • そのほかのルック作成方法
    ・キーミキサーノード
    ・クリエイティブなルックのためのLogグレーディング
    ・スプリッターコンバイナー・ノード
    ・スチル/パワーグレードの使い方
    ・クリップ/トラック/アンミックスの使い方
  • ハンズオン・エクササイズ
    ・スキン・アイソレーションのテクニック
    ・Day for Nightシーンの作り方
    ・その他
  • アドバンス・トリートメント
    ・外部マットを使う
    ・コマーシャルやVFX映画での合成ショットのグレーディング
    ・ノードツリーでルックアップテーブルを適用する
    ・VFXショットを使ったワークフローでのヒント
    ・複雑なカラコレのショットや高解像度ショットのためのレンダーキャッシュおよびプロキシ
  • グレーディング戦略およびクライアントのハンドリング
    (こちらはクラスの進行具合により割愛されることがありますが、ご了承ください)
    ・人と係る能力:決定権のある人物を把握し、駆け引きをする
    ・コンフォームおよびオフライン編集やメディアの問題におけるトラブルシューティング
    ・Rawグレーディング、Rawファイルのフォーマット変換
    ・短尺プロジェクトのグレーディングプラン(10分以下)
    ・長尺プロジェクトのグレーディングプラン(20分から3時間)
    ・素材のクオリティや露出について
    ・クライアントの期待に応える:持ち込まれた素材がクライアントの要望にあっていない場合
    ・ポスト・プロデューサーとの金額設定のタイミングと予算
  • おわりに
    ・質疑応答
    ・修了書授与

日時と会場

◆日時:各日、休憩1時間(13:00~14:00 昼食付き)を含みます。お申込受付は終了しました。
  • 【コース1.0】
    2014年4月21日(月) 10:30~18:00 または 2014年4月24日(木) 10:30~18:00
  • 【コース1.1】
    2014年4月22日(火) 10:30~18:00 または 2014年4月25日(金) 10:30~18:00
  • 【コース1.2】
    2014年4月23日(水) 10:30~18:00 または 2014年4月26日(土) 10:30~18:00
受付は各日15分前より開始します。
受付にてお名刺を1枚頂戴いたします。
◆会場:PROGEAR半蔵門セミナールーム
所在地:
〒102-0093 東京都千代田区平河町1-2-10 平河町第一生命ビル1階
連絡先:
TEL : 03-5212-5100|FAX : 03-5212-5101
E-MAIL : proseminar@system5.jp
営業時間:
月-土曜日 10:00-19:00|定休日 日・祝


【お車でお越しのお客様へ】
誠に恐縮ではございますが、専用駐車場のご用意はございません。周辺の有料駐車場情報につきましては以下のページをご参考下さい。 駐車料金はお客様ご負担となりますので予めご了承下さい。
PROGEAR半蔵門周辺の有料駐車場情報はこちら

受講料と定員

受講料:各コース1回 60,000円(税抜)
定員:各コース1回 10名様
本セミナーは各回最少催行人員(5名様)に達した時のみの開催となりますので予めご了承ください。
受講料は事前に銀行振込にてお振込いただくか、クレジットカード決済にてお支払いください。
受講申込システムにはシステムファイブのオンライン注文システムを利用しております。そのため、オンラインショップへの会員登録(無料)が必要となります。
領収書をご入用の際には事前に宛名、但し書きとともにお申し付けください。セミナー当日にお渡し致します。
申込者のご都合が悪くなった場合、代理出席をお受け致します。
お申し込み後のキャンセルやご返金は、お受け致しかねます。
会場内での録音・録画・撮影・ネット配信等は一切禁止とさせていただきます。
主催
digitalcolorist Co.,Ltd
共催
ブラックマジックデザイン株式会社
協力
株式会社システムファイブ
お問い合わせ先
TEL:03-5212-5100 | FAX:03-5212-5101
東京都千代田区平河町1-2-10 平河町第一生命ビル1階
株式会社システムファイブ PROSEMINAR事務局