近年、デジタルシネマカメラを中心に普及が進んでいる「Log撮影」。
明暗差の大きなシーンでも黒潰れ・白飛びを防ぎ、カラーグレーディングでも自由度が高くなる等のメリットがありますが、その一方、個々のカメラとの相性・適正に合わせてLog特性が作られているため、メーカーごとに呼称や仕様が異なり、「難しそう」と感じられる面もあります。

本セミナーでは、ソニー α7S や、パナソニック GH4などの小型かつ手頃な機種にもLog撮影が可能な現状を踏まえ、『恐れずに積極的に活用しよう』というテーマのもと、DIT(デジタル・イメージング・テクニシャン)の渡辺裕之氏がLog撮影に必要な基礎知識や制作上のメリットを、豊富なサンプル動画を挙げながら詳しく解説します。

会場ではソニー、キヤノン、パナソニック、JVC各社のLog撮影対応カメラをそれぞれモニターに接続して展示する他、撮影現場で手軽にルックアップテーブルを適用する方法や、Blackmagic Design社の定番ソフトウェア「DaVinci Resolve 12.5」によるグレーディング作業の基礎的な流れもご紹介します。

• これからLog撮影対応カメラの導入を検討されている方
• Log撮影環境があるものの、まだ使用されていない方
• Log撮影を始めたが、どのようなセオリーがあるのかを知りたい方

• Logとは何か
• Log撮影の基礎概念と特徴
• LUTとは何か
• LUTの使い方と種類、適用方法
• グレーディングの概念と手順、広ダイナミックレンジの利点
• 質疑応答、まとめ

※プログラムの内容は予定です。変更の可能性がございますことを予めご了承ください。