SONY XDS-1000、XDS-PD1000、XDS-PD2000 ソフトウエアVer2.01リリースお知らせ
投稿:2012年11月19日

平素は、システムファイブePROSHOPのご利用誠にありがとうございます。
この度SONYよりXDS-1000、XDS-PD1000、XDS-PD2000ソフトウエアVer2.01がリリースされましたので、ご案内いたします。
対象機種および対象シリアル
- XDS-1000:シリアルNo.10001~10149、50001~50004
- XDS-PD1000:シリアルNo.10001~10850、50001~50043
- XDS-PD2000 :シリアルNo.10001~10283、50001~50003
アップデート内容
新規機能・機能拡張
SxS メモリーカードの再生とトランスコードコピーに対応
- v1.29までは、SxSメモリーカードの簡易再生(内蔵HDD/SSD にコピーしながら自動的に追いかけ再生を実施する機能)までをサポートしていましたが、v2.01では、内蔵HDD/SSDにコピーすることなく直接再生することに対応しました。
- SxS(FAT)、SxS(UDF)モードいずれにも対応しました。
- SxSメモリーカード上のクリップの連続再生、EDLの再生、及びRS-422 VTRプロトコルによる再生の制御にも対応しました。
- ただし、SxS(FAT)上のSDクリップ(DV-AVIフォーマット)の直接再生には対応していません。このフォーマットにつきましては簡易再生となります。
- SxSメモリーカードをコピー元としたトランスコードコピーにも対応しました。SxS(FAT)上のHD420 1920x1080 35Mbpsフォーマットのクリップを、内蔵HDD/SSDまたはProfessional Disc(PD)上にHD422 1920x1080 50Mbpsに変換して記録することが可能です。
SxS(UDF) メモリーカードへの書き込みに対応
- SxS(UDF)メモリーカードへコピー、および内蔵HDD/SSDとの同時記録で書きこむことが可能となりました。UDFファイルシステムへのフォーマット機能にも対応しています。
- SxS(UDF)メモリーカードでも、SDI 入力信号を直接記録することは出来ません。
- SxS(FAT)メモリーカードへの書き込み、およびフォーマット機能には対応していません。
VTR モードの追加
- これまでのモード(「1in/1outモード」と呼びます)に加えVTRや従来のXDCAMシリーズと同様に動作するモード「VTR モード」を追加しました。
- フロントパネルのPORT SELECTキーは消灯し、操作ポートの選択は不要。
- RS-422 1本で記録再生制御が可能。
- 内蔵HDD/SSD、Professional Disc、SxS 全メディアで、各メディア上のクリップの連続再生に対応。
XDBK-104, XDBK-106オプションの追加
- XDBK-104の追加により、内蔵HDD/SSをリニア編集のレコーダーとしてINSERT/ASSEMBLE編集を行うことが可能となりました。また、XDBK-104を装着することでMONITOR OUTPUT端子が追加されます。
- さらに、XDS-PD2000において、XDBK-104でのアップグレード後にXDBK-106ソフトウエアキーを搭載することにより、内蔵SSDへのAVC-I 100Mbps/50Mbpsでの記録再生が可能となりました。
- 「1in/1outモード」の記録ポート、および「VTR モード」の両方において、SDI入力信号をProfessional Disc(PD)に対して直接記録することが可能となりました。PDのクイックサルベージ機能にも対応しています。
- 内蔵HDD/SSD 上のクリップの連続再生に対応しました。(連続再生は最大100 クリップです。)
- 「VTRモード」では、常に連続再生モードとなります。
- 「1in/1outモード」では、セットアップメニュー 158 PLAYBACK MODE FOR INTERNALにより再生モードの切替が可能です。クリップの再選択、及びStandbyOff/Onで連続再生区間を変更することが可能です。
フロントパネルからのEDL作成機能の追加
- フロントパネルからのEDL作成機能を追加しました。ただし、EDL の各サブクリップのMove(順番変更)や、Trim(IN,OUT 点の修正)には対応していません。
RM-280のXDCAMモードに対応
- RM-280のMenu19 FUNCION MODE=XDCAMに対応しました。
- RM-280からのNEXT/PREV 操作、サムネイル画面からのクリップ選択等が可能です。 ※サムネイル画面は、SDI/Composite 出力には表示されません。MONITOR 端子にPCモニターを接続して表示ください。
Copy/Put 時のProxy 生成モードの追加
- Proxyが存在しないメディアからのCop 時、およびネットワーク(FTP/CIFS)からのPut 時にもProxyを同時生成するモードを追加しました。ただし、Proxy生成モードでのCopy/Putでは、下記のように速度が制限されます。 1セッション動作時で約1.5倍速(XDS-PD2000)または約1.1倍速(XDS-PD1000, XDS-1000)、複数セッション動作時には、さらに速度が低下します。速度が優先の場合には従来通りProxy生成OFF、速度よりもProxy生成優先の場合にはProxy生成ONでお使い下さい。セットアップメニュー 159 PROXY GENNERATORにてON/OFF設定が可能です。
その他の機能追加
- 記録フォーマットに IMX 30Mbpsを追加しました。
- XQDメモリーカードに対応しました。
- 「VTR モード」のみならず、「1in/1outモード」の記録ポートにおいても、RS-422 VTRプロトコルから記録制御に対応しました。
- 内蔵HDD/SSDの残容量アラームに対応しました。
- SNMPに対応しました。
- VITCをUBに記録するモードを追加しました。
- 複数Professional Disc(PD)にコピーする際のオーバーラップ設定を追加しました。
- フロントパネルにMediaProperties画面を追加しました。
- PD Eject動作時に“DISC IN” LEDを点滅するように変更しました。
不具合対策
- PDW-F1600でリニア編集した結果のクリップを、XDS-PD2000に対して、ネットワーク(CIFS/FTP)からPut、あるいは、該当クリップをProfessional Disc(PD)からSSDに対してCopyした場合に、Put/Copyが終了しなくなる不具合を対策しました。
- PD上でDefectであると判断される領域に、AV データが書き込まれている際、そのクリップの再生が途中で停止する不具合を対策しました。
- XDSで書きこんだPDが、ごく稀に他XDCAMデッキで「未対応のクリップがあるためこのディスクは記録再生できません」というエラーとなる不具合を対策しました。
- 内蔵HDD/SSD上の長時間クリップ(例 HD422フォーマットで約5 時間を超えたクリップ)がCIFSから読み込みエラーとなる不具合を対策しました。