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【ドローン緊急出動! in 中国】CZI主催の開発フォーラムに行ってきました!

こんにちは!システムファイブ DJI外商部の楼(ロウ)です。

9/11、中国 広州の天河区 銀湖クリエイティブパーク内に本社を置く广州成至智能机器科技有限公司「ブランド:CZI(中国名 CZZN)」(以下、CZI社)のお招きで、同社が主催する「DRONE EMERGENCY RESCUE FORCE BUILDING AND DEVELOPMENT FORUM」に行ってきました。

CZI社は、中国のドローン用ペイロードメーカーです。
DJI社のサードパーティー開発者として、DJIドローンに搭載するサーチライトやスピーカーなどを開発・製造している企業です。弊社も代理店として同社製品を取り扱っております。

システムファイブが取り扱うCZI商品一覧

フォーラム

今回のフォーラムは、緊急時・非常時の救援救護に主眼を置いた内容とあって、中国全土から100を超える警察・消防機関の関係者が参加。日本、韓国、メキシコ、オーストラリアなど国外の代理店も合わせて、総勢360人以上が参加しました。

フォーラムでは、救助活動に用いられた夜間照明や、火災現場のスキャニング・サーモセンサーが消火活動に役立てられた事例など、非常時にドローンが貢献する様子が紹介されました。

2021年の河南省洪水災害現場での夜間照明

2022年の航空機墜落事故現場での夜間照明

2022年の工場火災における消火活動支援

緊急救援の3つの困難「ネットワークの切断」「交通遮断」「停電」の中、いち早く現場に到着出来るドローンの機動力。情報収集や救護活動の初動において、極めて重要な役割を果たしているのだと分かりました。

この他、消防救援、森林警務、電力網応急管理、海事安全監督管理、水上応急救助などを担う各機関の担当者も登壇。それぞれの場面で得られたドローン活用の知見を共有する場となりました。

CZI本社

フォーラムの後、CZI本社へ移動。本社内を見学しました。

CZI本社には、現在300人以上の従業員が在籍。半数が開発チームに属しています。
開発のオフィス、組み立て室、検査室などを見せて貰いました。

本社の屋上にはDJIドックが置かれ、消防局と協力して付近の山林で山火事が起きてないかパトロールしているそうです。

デモンストレーション

屋上では、実機によるデモンストレーションが行われました。

昼間で分かり難いですが、上空から照らすサーチライト。
GL10 ジンバルサーチライト
投下フックを使って被災者に命の水を届ける実演も。
TH4 V2 投下フック

マイク搭載のドローンを飛ばして被災者と直接コミュニケーションを取るブロードキャスト&サウンドピックアップシステム。飛行音に邪魔されることなく、ドローンの前にいる被災者と会話が出来ました。
MP10E ブロードキャスト&サウンドピックアップシステム」。

被災者の様子は大きなモニターに映し出すことが出来、レシーバーで会話をします。

これらのシステムは、ネットワークにアクセス出来ず、交通も寸断して孤立した災害地域での救護に貢献します。

この他、発煙弾の打ち出しや、送電線のゴミ等を焼く!火炎放射ドローンも登場。
※当社では取り扱ってません

噴霧したアルコールに着火しています。
送電線に絡まった異物や蜂の巣などを焼いて除去するそうです。

装薬を詰めたランチャーから発煙弾を発射しています。
自然落下よりも正確に、風の影響を軽微に留めて狙った場所に目印を落とせます。

晩餐会

再びフォーラム会場に戻り、答礼晩餐会。CEOの廖氏が出迎えてくれました。

廖氏からは、新製品の紹介のみならず、新製品のコンセプトの打ち出しから完成品を世に出すまでの貴重なお話を聞かせて頂きました。

また、広州応急管理局と一緒にドローン応急救援センターを設立するまでのお話も。このドローン応急救援センターには、現在127人の救援隊員が在籍。200セット以上のドローン関連設備を有し、130回以上の出動実績を誇ります。

今回の視察を通じて、緊急時・非常時のドローン活用が進んでいることがよく分かりました。

私たちが販売するドローンは、撮影や測量、点検といった日常で使う場面が大半ですが、今後は日本でも非常時のドローン活用が進展することと思います。

システムファイブもアンテナを高くして、お役に立てるよう頑張ります!

以上、CZI社フォーラムレポートでした。

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