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10/3、7 DSLRムービー5Days集中講座 音声収録編 東京店にて開催

掲載:2011/10/11 火曜日

10月3日、7日にDSLRムービー5Days集中講座 音声収録編を東京店にて開催いたしました。
前の週に開催した撮影編から引き続きご参加頂いた方が多く、質問の飛び交う活気あるセミナーとなりました。

音声編の講師には、Loo-Ral Art ふるいちやすし氏を迎え、3日は現場収録の極意について、7日は効果的なマスタリングについて講義していただきました。今回も撮影編同様ハンズオン形式をとり、人数分のCanon EOS 5D MarkIIをご用意。それに加え今回はレコーダーもお手元に置いてのセミナーとなりました。

音声編I:現場収録の極意とは

まずは座学からスタート。
EOS 5D MarkIIの弱点は音声収録の脆弱さ(特にアナログ音の弱さ)であり 、それを補うために外部レコーダーやアッテネーターを使ったシステム構築をする必要性について講義を受けました。
またノイズ、残響音、環境音の種類とその弊害や軽減方法なども合わせて学びました。

続いてはガンマイク、コンデンサーマイク、ピンマイク等それぞれの特徴と効果的な使い方について。それぞれのマイクの指向性や、ピンマイクやコンデンサーマイクの取り付け位置の重要性がわかる講義となりました。


実技では役者さんの台詞収録を行いました。
ガンマイク、コンデンサーマイク2本、ピンマイク2本で同録し、ふるいち氏がガンマイクを持ち役者の声を拾います。
強調されていたのはガンマイク用ポールの扱い方とマイクをどのあたりに狙いをつけて向けるのか、コンデンサーマイクを置くことでできるゾーンをどう活用いていくのか、ピンマイクはどこに取り付けるべきなのかという点です。
ふるいち氏の熱弁に、皆さん真剣に耳を傾けてらっしゃいました。

その後は参加された方も実際にガンマイクを持って音声収録体験の時間。
役者のセリフに合わせガンマイクを振るのに苦戦されていましたが、何度かこなすうちに満足のいくレベルに到達したようです。

音声編II:効果的なマスタリングとは

2日目はマスタリングについて勉強しました。
音声編の初日から少し時間が経っておりましたが、参加した皆さんのやる気はこの日もひしひしと伝わってきました!
1日目に収録した音声の整音、BGMなどのミックス作業がメインとなりました。整音とはノイズの除去、音圧、質感を高める作業のことです。

まずは撮影した画に対してどのマイクで収録した音が最も違和感がないか選択する作業からスタートしました。音量やノイズだけで判断するのではなく臨場感や質感を大切に選択することが重要とのことでした。


次にLogicを使って整音作業に入りました。
ここではノイズ除去やコンプレッサー、エキスパンダー、リミッターなどの効果を覚えること、それらを駆使しての音全体のレベルの整え方を講義されていました。

最後にFinal cut pro 7で整音した音声にBGMをつける作業を行いました。
ふるいち氏曰く、BGMはそのまま使うのではなくストーリーに合ったメロディ部分を何度も使うのもありとのこと。


2日間のセミナーを通して、「映像に比べ音声はそれ程意識していなかったので今回は非常に勉強になった」「ハンズオンだったので気軽に参加できた」という声も頂きました。システムファイブでは今後もハンズオンのセミナーを随時開催予定ですので是非ともご参加ください!

撮影編・音声収録編 機材協力各社(50音順)

  • キヤノン株式会社/キヤノンマーケティングジャパン株式会社(Canon)
  • 銀一株式会社(steadicam)
  • 株式会社ケンコープロフェショナルイメージング(FLOLIGHT)
  • 株式会社駒村商会(GLIDECAM)
  • ティアック株式会社(TASCAM)
  • 株式会社ノビテック(ZACUTO)
  • パナソニックシステムソリューションズジャパン株式会社(Panasonic)
  • フォスター電機株式会社 フォステクスカンパニー(FOSTEX)
  • 株式会社FUJITEK(FUJITEK)
  • 株式会社ライトアップ(Redrock Micro)