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12/9 GLIDECAMスタビライザー講習会 東京店にて開催

掲載:2011/12/15 木曜日

12月9日(金)、今年最後のGLIDECAMスタビライザー研修会を開催しました。

今回ご参加されたお客様は全員、既にGLIDECAM製品をお持ちでいただいているユーザー様でした。
研修会ご参加の理由をお伺いしたところ「セッティングしてもどうもバランスが悪い」「基礎からセッティングをマスターしたい」とのこと…。
現在お手持ちのGLIDECAMと、搭載するカメラを持込されており、完全にマスターしたいという強い意気込みが伝わってきました!

まずは座学からスタート!
カメラスタビライザーとはどのような原理でバランスを保っているのか?という基礎からお勉強です。
ここでは、セッティングから正しいオペレーションまでを講義を通して学んでいただくのですが、序盤から皆さん積極的にメモをとられていました。
また座学後半では、GLIDECAM認定オペレーターで本研修会の講師・株式会社駒村商会 小坂氏が自ら撮影した、比較動画を上映。スタビライザーを使用しない画、使用した画、また少々高価ではありますがアーム&ベストを組み合わせた画。皆さん、この後の実技に期待が膨らむ様子でした。


次はお待ちかねの実技!
初めて手にされる方にとってはスタビライザーの感覚に慣れていただくのに時間を要してしまうものですが、さすがは皆さん、GLIDECAMを既にお持ちということもあり、取扱いには慣れていらっしゃいます。
今回はセッティングの悩みを解消しよう!ということで、まずはマイGLIDECAMにマイビデオカメラを組み合わせていただき普段通りに組立ていただきました。

さっそくセッティングしてみますが…何故かスタビライザーが少し回転してしまうという現象が。講師からのアドバイスは「ダイナミックバランスの調整をしましょう」とのことですが、頭の上に“はてなマーク”が浮かぶ皆さん…。
セッティングの際、カメラ側の重量とスタビライザー下部の重量バランスの割合は理解されていましたが、これまで、ダイナミックバランスの調整は行われていなかったようです。

ダイナミックバランスの調整とは

GLIDECAMのセンターポールを軸に、高速で回転させてみましょう。
その際ダイナミックバランスがとれている状態ではセンターポールは回転中心軸としほぼ垂直に直立したまま回転します。
しかし、ダイナミックバランスがとれていない状態では回転し始めるとセンターポールが垂直状況を保てずに軸がブレてしまうのです。

ですので、スタビライザー上下の重量バランス以外に、回転した際のブレを防ぐよう更に調整する必要があります。
このダイナミックバランスが調整できていれば、撮影時の傾き・回転・ブレを極限まで抑えることができます。

今回ご参加された皆さん、「最大の悩みが解決し今後の撮影に弾みがつきます」と大変ご満悦な様子でした!
GLIDECAM研修会は今後も東京店にて開催予定ですので、是非次はこのレポートをご覧になっている貴方のご参加をお待ちしております!