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DITスクール
ファイルベースワークフロー時代のDIT養成セミナー

DITスクール

概要

DIT(デジタル・イメージング・テクニシャン)は、ファイルベースワークフローにおける撮影から編集の段階で技術的な仕事を担当するポジションです。すでに海外の現場ではしっかりと定着している職種ですが、日本ではまだ認知されていないばかりか、そのポジションのスタッフがいないことでワークフローが混乱するケースも少なくありません。

DITは単なる最近登場した新しい技術職というだけではなく、制作が始まる前のワークフローのデザイン構築にも参加すべきなのです。それによりワークフローが円滑に回り、時間短縮にも貢献でき、その結果、無駄なコストの削減につなげることが可能になります。

そんなDITを日本でも定着させるために、マウントキュー株式会社 山本氏と、弊社 PROSEMINARとでDITスクールを企画いたしました。全日程6日間、12コマのカリキュラムで構成され、しっかりと時間をかけて技術・知識の習得を目指します。

効率的なワークフローの構築でコストパフォーマンスにお役に立てるだけでなく、皆様のビジネスの幅をひろげて頂く為にも必要なセミナーとなっておりますので、是非ともご参加ください。

お申込み受付は終了しました。

日時と会場
◆日時:

  • 第1日目(1-2時限目)2012年2月8日(水)14:00-18:00
  • 第2日目(3-4時限目)2012年2月15日(水)14:00-18:00
  • 第3日目(5-6時限目)2012年2月22日(水)14:00-18:00
  • 第4日目(7-8時限目)2012年2月29日(水)14:00-18:00
  • 第5日目(8-10時限目)2012年3月7日(水)14:00-18:00
  • 第6日目(10-12時限目)2012年3月14日(水)14:00-18:00  受付は13:30より開始します。

お申込み受付は終了しました。

◆会場:株式会社システムファイブ 6Fセミナールーム
東京支店所在地:
〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町1-6-15 井門神田駅前ビル1F
連絡先:

E-MAIL : e-shop@system5.jp
営業時間:
月-金曜日 10:00-19:00|定休日 土・日・祝

講師
マウントキュー株式会社 山本 久之氏
マウントキュー株式会社
映像エンジニア。ポストプロでのエディター経験を13年。
テレビ中継や、まだ課題も多かった初期のマルチメディア制作にも関わる。その後システム設計に7年間従事して、フリーランスに転向。
一貫して映像技術に携わってきた経験から、最近のデジタルワークフローではDITデジタル・イメージング・テクニシャンとしても活躍中。

対象者
  • 映像業界で実務を3年程度経験している方
  • DIT技術を習得して、撮影現場での実務に就きたいエンジニア
  • 制作全般で活用するために技術的な知識を習得したい方
  • 技術職ばかりではなく、最近の映像技術を習得したい方
カリキュラム
DIT(デジタル・イメージング・テクニシャン)になるために必要な知識と技術を、全日程6日間、12コマ(1コマ1時間30分)のカリキュラムで習得して頂きます。2012年2月8日から6週に渡って、毎週水曜日の14時から18時の日程で行います。予定通り、全12コマ受講頂いた方に、修了の証のモレスキン特製手帳とDIT認定ステッカーをお渡し致します。

(1)DITの環境構築

  • DITとは。その必要性は?(映像技術、情報技術)
  • デジタルワークフロー概要
  • 環境構築(Macintosh、各種ソフトウエア)
  • ディスプレイ、ビデオモニター、波形モニター
  • ディスプレイのキャリブレーション
  • コンピュータデバイスとテクノロジー
  • NTSC技術の中から必要な知識とは
  • DITに必要な情報源(Web、書籍)

(2)ファイルベースの基礎知識

  • コーデックとラッピング
  • デジタルワークフロー概要
  • 主なコーデックの特徴(解像度、ピクセルアスペクト)
  • 動画の圧縮技術
  • RGBとYCbCr、クロマサンプリング、ビットデプス
  • RAW/Logとどのように向き合うか?
  • 主要カメラの特徴(RED ONE、EPIC、ALEXA、EOSなど)

(3)デジタル画像処理

  • 画像演算(RGBとalphaチャンネル)
  • トラッキングとスタビライズ
  • フィルタ効果(マトリクスの使い方)
  • デフォーカス
  • ビネット
  • ノイズ軽減、ノイズ追加
  • インターレース、プログレッシブ

(4)編集技術

  • ノンリニア編集とリニア編集
  • ノンデストラクティブ編集とは
  • 編集モード(リップル、オーバーライト、インサート)
  • EDLフォーマット(BVE、CMX)
  • XML/AAFフォーマット
  • EDLとXMLの使い分け
  • TCキャラクターインポーズの使い方
  • 編集後のプレビュークリップの作り方(H.264、WMV)
  • FCPとMedia Composerを概観

(5)カラーコレクション

  • DaVinci Resolve LiteはDIT必携のツール
  • Resolveの環境構築(Mac版)
  • プライマリ・カラーコレクション
  • 波形モニターでホワイトバランスの調整
  • ヒストグラムでコントラストを調整
  • セカンダリ・カラーコレクション
  • マスク処理

(6)DaVinci Resolve Liteの基礎

  • 撮影済みクリップの調整(テレシネスタイル)
  • CONFIGメニュー
  • BROWSEメニュー
  • CONFORMメニュー
  • COLORメニュー
  • トラッキングとスタビライズ
  • レンダリング

(7)オーディオ

  • デジタルオーディオとアナログオーディオ
  • バランスとアンバランス
  • VUメーターとピークメーター
  • サンプリング周波数、ビットデプス
  • SDIオーディオとAES EBU
  • BWFフォーマットの利点
  • AUDIO SYNC
  • タイムコードの基礎知識(LTC、VITC)
  • REC RUN、FREE RUN、REGEN

(8)コマンドライン

  • なぜコマンドラインなのか?
  • OS XはUNIX互換の環境
  • コマンドラインの基礎
  • 基本的な10個のコマンドの使い方
  • ネットワークコマンド
  • シェルスクリプト概要

(9)アプリケーションの使い方

  • OS Xの再インストール手順
  • ディスクユーティリティ
  • アクティビティモニター
  • コンソール
  • FCP7/FCP X
  • Avid Media Composer 6
  • CinemTools
  • Adobe Media Encoder
  • Blackmagic Disk Speed Test
  • Mactracker
  • REDCINE-X など

(10)実践的ワークフロー解説1

  • I型ワークフロー
  • 現場での素材バックアップ(トリプルバックアップ)
  • コピーとディスクイメージ作成の違い
  • DaVinci Resolveでのテレシネスタイルのカラーコレクション
  • オンラインメディアの作成(DPX、QuickTime)
  • AUDIO SYNC or 音戻し

(11)実践的ワークフロー解説2

  • W型ワークフロー
  • オフラインクリップの作成(QT/ProRes、MXF/DNxHD)
  • AUDIO SYNC
  • エディティング
  • DaVinci ResolveへのEDL持ち込み
  • コンフォーム
  • ヘッドとテールを加えてオンラインメディア作成
  • ResolveからXML書き出しオプション

(12)まとめ

  • 筆記試験
  • 総合的なQ&A

受講料と定員
受講料:1名様あたり 157,500円(税込)
定員:20名様
銀行振込またはWebサイト上でのクレジットカード決済(3Dセキュア対応カードに限ります)にて事前支払いにてお願い致します。
主催
株式会社システムファイブ PROSEMINAR事務局
共催
マウントキュー株式会社
お問い合わせ先
東京都千代田区鍛冶町1-6-15井門神田駅前ビル1F
株式会社システムファイブ
【注意事項】

  • DIT認定について
    受講の証として、DIT(デジタル・イメージング・テクニシャン)の認定を行っておりますが、これは株式会社システムファイブとマウントキュー株式会社が、DITの認知や職種としてのポジショニング、そして業界の活性化の為に行っている活動となります。公な機関等で定められた資格ではございませんので予めご了承ください。
  • 配布資料と講義進行
    配布するペーパーは一切無しとし、受講後に技術資料をまとめたものをPDFとしてメールで配信致します。講義内容は受講者が筆記などで吸収するスタイルで、教科書的なものに沿って講義を進行するものではございません。講義はスライドと講師による実演を基本と致します。
  • 代理受講について
    DIT認定には、一貫してカリキュラムを修了して頂くことが必要となります。そのため、原則として、途中からの受講者の変更はできませんのでご了承ください。
  • 途中キャンセルと返金に関して
    原則、途中キャンセルはできません。何かしらの事情で、途中ご参加できない場合でも、事前に頂いた受講料の返金はお受け致しかねます。
    ただし、今回は特例として、1時限目を受講頂いて内容に不満があった場合や趣旨に添わなかった場合に限り、キャンセルをお受けいたします。キャンセルの意思がある方は、2時限目に参加頂く前にセミナー担当者にお申し出ください。数日中に、現金振り込みにてご返金致します。ご返金額は、お客様ご負担分の銀行振り込み手数料、カード利用手数料を除いた金額(税込157,500円)となりますので、予めご了承ください。