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9/25 Panasonic AG-HMC155/AG-HPX175セミナー 東京店にて開催

掲載:2008/9/26 金曜日

同一筐体のP2HDも発売となり、ハンディ機の選択肢が広がる

パナソニックからハンディサイズメモリーカードカメラレコーダーAVCCAMAG-HMC155が発売となった。業務用の位置づけのAVCCAMは記録メディアにSDHCカードを使用するカメラレコーダーだ。既にショルダータイプのAG-HMC75が今春に発売されているが、今回新たにハンディサイズをラインアップに追加したことになる。System 5は9月25日にPanasonic新製品セミナーを開催した。セミナーで、AG-HMC155を使用してテスト撮影を行ったスタジオDUの林和哉氏が挙げたポイントを紹介しながら、AG-HMC155の特徴を見ていこう。

女性でも扱いやすい2kgという軽さ

林氏はAG-HMC155の軽さについて「3時間くらい手持ちで撮影していたが、カメラが重くて撮影を中断するようなことはなかった」と話した。

実際にAG-HMC155を手に取ってみると、筐体の大きさと重さのギャップにアレッと思うぐらいに軽いことが分かる。カメラによっては、ハンディカメラをうたいながらも、ハンディなのは大きさだけで、その重さに耐えかねて長時間の撮影はしたくないということも多いが、< AG-HMC155であれば撮影が多少延びてもいいかと納得できるくらいに思える。AG-HVX205Aではメディアとバッテリー込みで約2.8kgだったが、AG-HMC155は約2kg。この800g近い減量の効果は大きい。

明るいレンズ系と扱いやすいズーム範囲

レンズ系は、フィルター径72mmのLEICA DICOMARの固定式レンズを採用。光学式手ぶれ補正レンズを内蔵している。

セミナー用のデモ映像は六本木ヒルズで収録をしていたが、林氏は「屋内・屋外ともにライトを使用しないでテスト撮影したが、ゲインを上げることもなく、十分に明るいレンズであった。屋内で人物に寄った撮影で気付いたのだが、毛穴まで映ってしまうような解像度の良さは驚きだった」と話した。

AG-HMC155のレンズ系は、焦点距離3.9-51mm(35mm換算で28-368mm)の13倍ズームと、絞り開放値 広角側F1.6・望遠側F3.0の組み合わせ。手持ちでも扱いやすいズーム範囲・開放値に設定されていると言える。広角側の28mmは、離れて映せない撮影や風景など広範囲を撮影したい場合など、有効に活用できるだろう。カメラレコーダー単体で使用できるということは、コンバーターなどを使用して前後バランスが崩れることもない。重量バランスの良さは、長時間での撮影において、疲労感の軽減にもつながりそうだ。

レンズ操作系のスイッチをまとめ、操作感を改善

操作系に関しては、AG-HVX205Aまでのハンディカメラレコーダーを使用したことのある人であれば、基本的な操作に戸惑うことはないはずだ。レンズ横には、電動/マニュアルフォーカス切り替えとフォーカスアシスト、NDフィルタ切り替えの他に、電動/マニュアルズームの切り替えと3種類のユーザープリセットスイッチが配置された。レンズ系に関わるスイッチが集まったことで、迷うことなく操作できるようになった。

AG-HVX205Aでは再生コントロールボタンがハンドグリップの真下にあったが、ビューファインダーの横に移動した。ハンドグリップを握るようなローアングルの撮影においても、すっきりと自然に握れるようになった。

SDHCカードならではのワークフロー

パナソニックが推奨し、オプションとして提供するSDHCカードは、Class 6の高速タイプ。裏側にシリアル番号が入り、全品検査を行っている。最高ビットレート平均21Mbps(最大24Mbps)で記録するPHモードで収録する場合はClass 6のSDHCカードを使用する必要があるためだ。しかし、PHモード以外のモードではClass 4以上のSDHCカードであれば使用できる。SDHCカードは市販サードパーティ製品も数多く出されている。こうした格安のSDHCカードを利用することはユーザーによる自己責任になってしまうが、反面、ランニングコストの低減にもつなげられるだろう。

AVCCAMを使用するときのワークフロー面の効率化について林氏は、SDHCカードの内容をBlu-rayディスクに、ビット単位で比較して記録するコンペアモードでコピーしておくことを勧めた。SDHCカード内容と、完全に同一のデータをBlu-rayディスクに保存することで、素材映像のアーカイブやプロジェクトの再構築が格段にしやすくなるのだという。Blu-rayディスクの価格も安くなってきているので、16GBのSDHCは25GBのBlu-rayに、32GBのSDHCは50GBのBlu-rayに、1対1で焼いておくことがポイントだとした。

AG-HMC155と同じ筐体のP2HDカメラレコーダーも新登場

AG-HMC155と外観でわかる違いは、液晶パネルの外側に付けられた製品名と、背面と録画スイッチ部分のインタフェース周りだ。AG-HPX175はP2カードを2枚挿入できるスロットが付いていること、HDMI出力インタフェースではなくSDI出力であること、背面のPC接続用インタフェースがUSB2.0ではなくIEEE 1394であること、録画ボタンの上にUSB2.0のPC接続用インタフェースが追加されていることが違いだ。

最後に、AG-HMC155AG-HPX175で同じ筐体を使用していながらも、バッテリーが共用できないのは残念だ。AG-HPX175では従来通りのバッテリーを使い、AG-HMC155では新バッテリーを使う必要がある。P2HDとAVCHDを混在で使用するときには注意が必要だ。