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11/28 SONY HVR-Z5J&“まめカム”HDセミナー 東京店にて開催

掲載:2008/12/1 月曜日

11月28日、HVRシリーズカメラとしては6機目となる「HVR-Z5J」のセミナーを開催

HVRシリーズカメラとしては6機目となる「HVR-Z5J」。完成度は高く、小型カメラでの標準機になることは、間違いないと思われます。関心をもたれている方も多く、たくさんの方にお越しいただきました。

最大の魅力はレンズ

今回採用のレンズはスチールカメラで定評のあるαシリーズのハイエンドモデル「Gレンズ」を採用し、ソニー独自の技術が盛り込まれています。35mm換算で29.5mmの広角でありながら、光学20倍ズームを実現。さらにハイスピードモードを使用することにより、TからWまでを1.6秒で駆動します。ただし、駆動音が少し大きくなるので使用時には注意が必要です。

フォーカス、ズーム、アイリスが同軸上にあり、操作感は上々。ただ、フォーカス、ズームはサーボ式となっています。IRISリングの方向の切り替えが可能で、例えばローアングル等、逆手になってもアイリスはいつもどおりに操作できる工夫がなされています。しかし、どちらに設定されているのか迷いそうなので、あまり触らないほうがよいのではないかと個人的には考えています。

また、HVR-Z7Jと基本スペックは同じですが、レンズ交換は出来ません。ただ、消費電力も少なく、小型軽量となっている点は注目すべき点の一つです。最低被写体照度も1.5luxあり、その結果なのか、GAINが-6まで設定が可能になっています。さらに、注目の機能の一つにスムーズスローレックがあり、4倍速で撮影し、通常再生するとスローになります。多少画質は劣化しますが、使い方では十分機能を発揮できるのではないでしょうか。

HDR-FX1000との違いとしては、DVCAMの撮影が可能(DVのLPモードに非対応)。音声入力にXLR端子を装備。メモリーユニット「HVR-MRC1K」はダイレクトに装着可能なのでケーブル等が必要ありません。テープとCFまたはHDDすべてをSONY純正品で完結できることは撮影する側からみて、心強いものです。また、タイムコードをサポートし、プログレッシブスキャンに対応している点が異なるところとして上げられます。

オプションとして発売されるリモートコマンダーは、一見ゲーム機のコントローラーのようで、グリップ感があります。また、機能ではアイリス、フォーカスはもちろん、ホワイトバランス、GAIN等の操作も可能でカメラの機能のほとんどがカバーされています。ただし、コマンドはひとつのため、同時に動かすことはできません。

その他のオプション品は、バックパック型ソフトキャリングケース、ハードキャリングケース、バッテリーライトは3200Kの色温度フィルターが同梱となっています。

今回のセミナーのもうひとつの注目商品“まめカム”HD「HXR-MC1」

HXR-MC1は、2003年に生産完了となった、MC100の後継機。今でも多くのテレビ番組で活用されているのでHDカメラは放送関係者にはありがたい話です。カメラ部とコントロールユニット部分が分離している点が特徴ですが、今回はコントロール部分に2.7型のモニター付き、さらにはAVCHD記録が可能となっています。また、ケーブルも以前のものより長くなり、2.8m。端子にHDMI端子、A/VR端子、USB端子が装備され、出力も豊富です。

基本スペックや記録モードなどは民生機の仕様ですが、使い方は通常の撮影と異なることが多いので、今までのMC100と同じように割り切って使用すれば、それなりに用途も広がり使い勝手がよいのではないでしょうか。

別売のアクセサリーキット「ACC-H1BP」にはバッテリー、チャージャーはもちろん、リモコン、ワイコンも同梱され、本体と一緒に収納できるケース付き。今後の各局番組でもフル活用されると思われます。

“まめカム”HDで実際に撮影した映像はこちらでご覧いただけます。

同時開催「カメラ・VTR点検サービス」も好評

セミナーと同時に開催されたカメラ・VTR点検サービスも好評で多くの方にお持ち込み頂きました。

不良箇所がみつかった機器もあり、撮影時でなくよかったとおっしゃっていました。また、メーカーより“異常なし”とお墨付きを頂くのも、安心です、といった声も。

短い時間ではありましたがトラブルの事例につきましても講演頂き、今後の注意につながったと思います。

今後もこのような機会をつくり、みなさまにもご参加頂ければと思っております。