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12/4 SONY新製品 PMW-EX1R/PMW-350 セミナー 東京店にて開催

掲載:2009/12/9 水曜日

SONYの新製品カメラPMW-EX1R / PMW-350、先月行われました「InterBEE2009」でも話題になり、既にご覧になっていた方もゆっくりと見たり触ったりできなかったのではないでしょうか。今回は3時間、たっぷりと時間をとり、開催させていただきました。

今回の目玉は肩載せタイプ「PMW-350」。PMW-350は、2/3CMOSを採用。CMOSは高感度にしやすく、CCDと比べて発熱しにくく、消費電力を抑えられます。また、2/3ですので、交換レンズも豊富に選ぶことができます。感度はF12と高く、現行のHDCAMより明るくなっています。HDカメラになって暗くなったという声も多かったですが、今回はSDのカムコーダーより明るくなっています。

SN比も59dBでゲインアップし、ノイズを抑えられています。また、2/3のショルダータイプの中では最も軽い3.2kg、低重心で安定しています。ショルダーパットの前後移動幅を大きくしていることにより、レンズやバッテリーを変更してもバランスが保てるよう設計。さらに、消費電力を抑える事により、BP-GL95で5時間以上の撮影が可能になっています。

PMW-350Kに標準装備のレンズはフジノン16倍オートフォーカス付を採用

PMW-350Kには、レンズはフジノン16倍オートフォーカス付のレンズが標準装備されています。カメラには、レンズ特有の収差を補正する機能が搭載されています。記録フォーマットは最大35Mbps 1920×1080はもちろん1440×1080にも対応。また、PMW-350はSDにオプション対応、PMW-EX1Rは標準対応となっています。

その他、HDMI出力、DOFアダプター使用のシネマ系レンズに対応するため画像反転(上下)機能、オートホワイトバランスを固定することができるATWホールド機能などを搭載。標準のショルダーパッドは固めですが、オプションでやわらかいものが準備されています。

PMW-EX1Rは全体的に使い心地が改善されました

新機能としてSD記録が可能になり、HDMI出力し、フルHD出力に対応。Sビデオ出力が無くなりました。
また、VF122万画素 高解像度VFを採用。RECボタンを押す前の映像を最大15秒記録しているキャッシュレック機能を搭載。さらに、ワンプッシュオートアイリスに加え、新形状グリップを採用。グリップを薄く、ベルト位置を変更したことにより、ハンディ撮影がしやすくなっています。

その他、ワンプッシュスロー&クイックモード切替が可能になっており、ハンドル部分のズームにスタート時とストップ時がスムーズに止まるように設定が可能となっています。電源スイッチの形状も変更され、出力コネクターの位置もカメラ後部に変更され、撮影時に邪魔になりにくくなっています。
三脚取り付けもずれにくいように、三脚ネジが変更され、安定しています。

その他オプション品も紹介

メモリー(S×S-1カード)SBS-32G1
価格も従来もののと比べて安く、1日1回の撮影で約5年使用可能。寿命通知機能搭載で安心。(従来のS×Sは約20倍の寿命です。)

メモリースティックアダプターMEAD-MS01
メモリースティックを使用可能にします。緊急用途に最適。スローモーション撮影 サルベージ機能には対応していないので、ご注意を。

ハードディスクユニット PHU-120R
長時間撮影が可能でHQモードで約400分撮影可能

モバイルストレージユニット PXU-MS240
240GBのHDDを使用しデータバックアップが行えます。追加HDDカートリッジPXU-HC240も準備しています。EX1Rとバッテリーは同じであり、1/10ぐらいの時間で転送が可能です。EX1RのVFでサムネールを確認でます。

カムコーダーサポート VCT-SP2BP
簡単にVCT-U14に取り付けができます。

Clip Browser
フラッシュバンド補正機能。CMOSの弱点に1画面の上と下で1/60秒ぐらいのタイムラグがあり、そのときに起こるフラッシュバンドがあげられます。このフラッシュバンドで起こった歪みを補正します。検出能力を向上させるため、カメラに搭載せず、PC側で行っています。このことにより元のデーターも残せます。(完全になおす保証はしていません。)

8月に発売されたSONY 液晶モニター LMD-940Wもご紹介

今回はモニターもご紹介いたしました。今回紹介させていただいたのは、8月に発売されましたLMD-940W。このモニターの特徴は、

  • 視野角が広い
  • HDMI/SDI入力を標準装備
  • WFM/オーディオレベル表示/フォーカスサポート機能装備
  • 階調がきれいである
  • CromaTRU階調と色再現性がよい
  • 保護パネル付(液晶に傷がつきにくい)
  • 三脚などに取り付け可能

となっています。

Libecの新製品三脚 RS-450/RS-350もご紹介

また、機材のご協力として平和精機Libecの新製品三脚、9月に発売されたRS-450と、2010年2月発売予定のRS-350もご紹介いたしました。

カウンターバランスはスプリングを絞って調整する機能を採用し、バランスをとりやすくどの位置でも調整を可能にしました。
パンチルトの動きは最上クラスのグリスを採用、バッククラッシュが少なくスムーズに動かせます。また、気温(温度)につよく-40°でも使用することが出来ます。

脚部もデザインを一新。RS-450は75mmボールを採用していますが、100mmボールに相応の設計を行い剛性を高くしています。RS-350は基本性能はそのままに、小ぶりとなり、扱いやすくなっています。

正ちゃんのワンポイント講座も実施

さらに今回は、正ちゃんのワンポイント講座も実施いたしました。短い時間ではございましたが、ワイヤレスやステレオガンマイクについてお話していただきました。