DJI 新製品 Mavic Air!ファーストインプレッション
投稿:2018年1月29日


2018年最初のハイスペックドローン
2018年1月28日0時(日本時間)、DJIより待望の新製品、『Mavic Air』が発表されました。 今年最初のドローンというと、DJIの技術協力のもと開発された、『Tello(Ryze Robotics製)』がありますが、Telloはあくまでトイドローンのため、画質や高高度での安定性など、業務用として使える機体ではなく、新製品を心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか。 Mavic Airは非常に小型ながら、Mavicの名を冠するに恥じない高性能ドローンとしておすすめできる機体になっています。ここでは「どこが良くなったのか。」「Spark、Mavic Proと比較して何が違うのか」をご紹介します!

より小型化された機体
折り畳んだときのサイズ …168 × 83 × 49 mm(L×W×H) 開いたときのサイズ …168 × 184 × 64 mm(L×W×H) Sparkが143 × 143 ×55、またMavicを畳んだときは198 ×83 ×83。 なんと折り畳んだときはSparkよりも小さいのです!より携帯性に優れたドローンとして気軽に持ち歩くことが出来ます。




基本スペックはいかに!?
Spark | Mavic Air | Mavic Pro | |
機体重量 | 300g | 430g | 734g |
寸法(畳んだ状態) | 非対応 | 168×83×49 mm (L×W×H) | 198×83×83 mm (L×W×H) |
寸法(開いた状態) | 143×143×55 mm (L×W×H) | 168×184×64 mm (L×W×H) | |
飛行時間 | 16分 | 21分 | 27分(Platinumは30分) |
最大速度 | 50km | 68.4km | 64.8km |
運用限界高度(海抜) | 4,000m | 5,000m | 5,000m |
動画解像度(最大) | 1920×1080 30p | 3840×2160 30p | 4096×2160 24p |
送信機最大伝送距離 | 2km | 2km | 4km |
カメラ性能も妥協ナシ!!
Mavic Airのビデオビットレートはなんと100 Mbps!!しかも4Kで、です。Mavic Proは60 Mbpsだったので、ビットレートだけならMavic Proを上回り、Phantom 4 Proと同等の性能を誇ることになります。 また、カメラジンバルも畳んだ状態ではSparkより小型でありながらちゃんと3軸。飛行中のブレを完全吸収し、安定した空撮を行うことが出来ます。
GPSが掴めない環境でも安定したフライトが出来る!(新機能)



より進化したAI、高度操縦支援システム「APAS」(新機能)

ジェスチャー操作はさらに便利に!!(機能アップ)

クイックショットがより便利に!コントローラーレスでもプロさながらの動画を!
Sparkでも好評だったクイックショットですが、- ロケット(垂直に高度を上げながら俯瞰撮影)
- ドローニー(後ろに遠ざかりながら撮影)
- サークル(被写体を中心に円を描いて飛びながら撮影)
- ヘリックス(螺旋状に飛行しながら撮影)
ブーメランの公式動画
アステロイドの公式動画
アクティブトラック(自動追尾)機能がパワーアップ!
Mavic ProやPhantom 4 Proなど、もはやDJIドローンでは当たり前とすらいえるアクティブトラック機能。 今まで、被写体は1つしか設定できませんでしたが、なんとMavic Airでは同時に最大16もの被写体を設定可能です。しかも被写体自動検知にも対応というから驚きですよね。 それだけではなく追尾精度も上がっており、被写体が走ったり、自転車に乗ったり…。激しく動いても安定して追尾ができます。
FHD 120Pに対応!最大5倍のスローが撮れる!
Mavic Proでは最大で96p(最大4倍)だったので、より高性能になっています。 ちなみに、Phantom 4 ProもFHD120pですので上位モデルと比較して同等の性能ということに。コントローラーはより携帯性を重視した仕様に!
コントローラーはMavic ProというよりSparkに近いでしょうか。 残念ながら、Mavic Proについていた液晶はついていませんが、左右のスティックが取り外せるようになり、カバンなどにしまう時、突起をなくすことが出来るのでよりスッキリと携帯できます。取り外したスティックはコントローラー内部に収納できるので無くす心配もありません。 万が一の為にスティックの予備も付属品としてついています。
