イベントや上映会の送出機にどうぞ。LaCie マルチメディアプレーヤー LaCinema Rugged HD
投稿:2009年9月7日
これまでイベントの映像送出といえばVTRの使用が一般的でしたが、ここ数年増えているのが、PC関連のマルチメディア周辺機器として、主にコンシューマー用途であった「マルチメディアプレーヤー」の使用が増えています。
PCとの接続時には単なる外付けHDDとして認識し、そこに動画ファイルをコピーすると、PCから外しても映像出力端子を有した単体の映像プレーヤーとして使用できるといったシロモノです。
どちらかといえば、市販のDVD Videoを不正にリッピングして楽しむといったアングラ用途が主だった「マルチメディアプレーヤー」ですが、画質も改善され、さらにはHDMI出力でHD画質の再生が可能になるなど、ビジネスシーンや、映像業界での利用も増えています。
今回取扱を開始したのは、映像制作関係者に人気のストレージメーカー LaCieのマルチメディアプレーヤー LaCinema Rugged HD 500GB(301493KUA)。
ボディは、同社のポータブルHDD Ruggedシリーズと同様の作りになっています。通常ならば、FirewireやUSBの端子が並ぶ端子面に、HDMIとコンポジット出力端子が設けられています。
操作は至って簡単。PCで動画ファイルを予めコピーしておき、モニターと繋ぎかえれば、後はリモコンで操作するだけ。
再生できる映像素材も、拡張子がMPG, AVI, MP4, MKV, WMV, ISO, VOB, IFO, ASF, TS, TP, TRP, MTS, M2TS, DATのファイルで、ビデオコーデックにMPEG-1, MPEG-2/HD, MPEG-4, XVID, H.264 HD, WMV9, VC-1のコーデックを使用しているものが再生できます。
SYSTEM5の独自調査では、SONY HDVメモリーレコーダー HVR-MRC1Kのm2tファイル、Panasonic AVCCAMのMTSファイルなどは問題なく再生できます。
ということは、EDIUSなどのノンリニア編集ソフトウェアで、同様のファイルを書き出せば、完パケの再生も出来るのでは…。
試しにEDIUSで、HDV同様のm2tファイルとして書き出したファイルをLaCinema Rugged HD にコピーしてみると…。問題なく再生できました。