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9/26、27、28 DSLRムービー5Days集中講座 撮影編 東京店にて開催

掲載:2011/10/5 水曜日

9月26日から28日までの3日間、DSLRムービー5Days集中講座 撮影編を弊社東京店にて開催いたしました。
講師として、株式会社マリモレコーズ 江夏由洋氏を迎えて、カメラの基本設定・撮影法・編集ワークフローなどなど、たっぷりと講義していただきました。

今回はハンズオンセミナー!参加者様全員分のEOS 5D MarkIIをご用意し、実際にカメラを触りながらのインタラクティブで効果的なセミナーとなりました。実際にこれだけ多くの同じカメラが並ぶのは非常に壮観でした。

撮影編I :カメラの基本設定を知る

デジタル一眼レフカメラで動画撮影するために、重要なカメラ操作の基本を徹底的に学びました。EOS 5D MarkIIの人気の理由や使用するメリットやデメリット、センサーの大きさがどう影響するのかを熱く語っていただきました。
特にISO、SS、絞りを自分で設定することの重要性を強調されました。

撮影編II:効果的な撮影法とは

自分オリジナルのピクチャースタイルを決めることからスタートしました。
EOS 5D MarkIIにはスタンダードやポートレート、風景、ニュートラル、忠実設定、モノクロの6つのピクチャースタイルがデフォルトで搭載されているほか、カメラにインストールすることで、ユーザー設定により任意で3つ追加することができます。

まず今回最初に、Technicolor社のCinestyleというピクチャースタイルをインストールして撮影してみました。
次にPictureStyleEditorというものを使用し、RAW写真から補正した写真をピックアップし、HSLという概念で表現色を決定するという流れでピクチャースタイルとして保存し、ユーザー設定に入れました。
その他、ピクチャースタイルを作っている会社、たとえばCanon USA、Cinema Picture Styleなどのサイトからダウンロードして設定し、試してみました。

その後、スタビライザー・一脚・フォローフォーカスなどの周辺機器をより高度で幅広い撮影ができることを実機を使って紹介。みなさんには実際にスタビライザーを使用した撮影を体験していただきました。

撮影編III:最適な編集ワークフローとカラコレについて

カラーコレクションと快適な編集フローについての講義でした。Adobe Premire CS5.5とAdobe After Effectsの組み合わせですと、ネイティブファイル、ノンレンダリング(最後に全体のレンダリングは必要)で非常に効率的に作業を行えるとのこと。
撮影した翌日には納品を済ませたこともあるという江夏氏のエピソードには驚嘆の声が上がっておりました。

次のクロマキー合成ではモデルを使って実演しました。一つ一つの質問に江夏氏が丁寧に答えていました。

プライマリ補正とセカンダリ補正というカラーコレクションの基礎的な講義から始まり、まずはAdobe Premire CS5.5に入っているColorFinesseを使って実際にカラーコレクションを行いました。

次に、カラコレの定番ソフトであるDaVinci Resolveを実演。Windows版の発売があるそうで、ますます幅が広がりますね!


3日間を通して、DSLRムービーの基本から編集ワークフローまで、大判センサーサイズの今とこれからを学ぶための非常に内容の濃いセミナーとなりました。 参加された方からは「実践的な内容で良かった」「熱い講習で非常に充実した時間を過ごせた」などの感想を多くいただきました。

今回はハンズオンで参加者全員が実機に触れられる形式で開催いたしました。今後も今回のような、プログラムが充実したセミナーを企画して参りますので、是非ともご参加ください。