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5/19 Panasonic P2HD/AVCCAMセミナー 東京店にて開催

掲載:2009/5/20 水曜日

第一部 新製品P2HDカメラレコーダーAG-HPX305ソリューションセミナー

今回セミナーを行った「業務用テープレスカメラレコーダーAG-HPX305」については、販売前から多くのお問い合わせを頂いておりました。
セミナーでは、実際にAG-HPX305を使用して、撮影・編集をされているスタジオDUのテクニカルディレクター林和哉氏よりP2カードの使いやすさから、進化したAG-HPX305の操作性、実際の編集のフローに至るまでを、ユーザー目線で詳しくご説明頂き参加者の皆様が共感している様子が伺えました。参加されたお客様は、P2カードのご使用自体が初めてという方がほとんどでしたので、大変興味深く聞いていらっしゃいました。

【最新放送用コーデック「AVC-Intra」を標準搭載】

林氏より撮影面、編集面等の視点から進化点を挙げて頂きましたが、中でも特筆すべきなのが従来のDVCPROコーデックに加えて、最新の動画圧縮コーデック「AVC-Intra」を標準装備している点だと思います。これにより、SD並みのビットレートでDVC PRO HDと同レベル画質のHD収録が可能となりました。収録時間は約2倍にも関わらず、データ転送時間は約1/2という速さを実現しています。

また、林氏には制作側の視点から、フォーマットの選び方もお話頂きました。Intra100では超高画質の映像を撮ることができますが、その分マシンパワーが必要となるため、通常の番組制作等であればIntra50が適していると思われます。撮影内容に応じて、SDから高画質HDまでマルチフォーマットが可能なのも魅力です。(AVC-Intraは中間コーデックが必要となります)

【信頼性の高いP2カード】

テープのようなドロップアウトがないことはもちろんですが、林氏が仰っていた「Rec Checkが容易に出来ること」は実際に撮影されている方ならではの意見だと思います。頭出しが不要なので、撮影した映像をその場ですぐに確認できる、また、確認中すぐ撮影に戻る時もカードの空き領域に記録するので、上書きする心配もありません。サイドLCDモニターも従来機と比較して高解像度になり、よりクリアな映像でチェック出来るようになりました。

【高性能17倍レンズを搭載】

小型かつ軽量の高性能1/3型FUJINON17倍ズームレンズを標準装備。広い画を撮りたい時は、ワイドコンバーションレンズ(WCV-H85)を装着することも可能ですが、やはり周辺の歪みが気になります。今回は、比較的歪みの少ない13倍ワイドレンズ(Th13×3.5BRM-29)を実際に装着することが可能でしたので、画角比較も行って頂けました。1/3型ということもあり、レンズの選択肢が少ないという点が気になりますが、レンズ標準装備で低価格を実現していることは魅力です。

【保証面での安心】

P2HDの場合、ユーザー登録(登録、年会費無料)を行っていただくと、通常1年間の保証期間が5年間になるというサポートサービスがあります。保証期間の延長により、メンテナンスコストの削減にも繋がるので、ユーザーにとっては嬉しいサービスです。

【高性能・低価格・軽量化を実現】

これだけの性能、安心を兼ね備えているにもかかわらず、低価格、しかも本体・レンズ込みで約5kgという軽量化を実現。講演終了後は、皆さん実機に触れて、画質や操作性を試していらっしゃいました。実際に肩に乗せて試して頂いたお客様からは「軽い」という声が聞こえてきました。

また、AG-HPX305で撮影されたショートムービーを会場で観ることができ、皆さん興味深くご覧になっていました。こちらのショートムービーの記事は、今月号のビデオサロンにも掲載されていますので必見です。テープからP2への移行に迷っていた方も、今回の新製品はかなり魅力だったようで、前向きに検討されている方が多くいらっしゃいました。

第二部 AVCCAMによる低価格テープレスワークフローセミナー

第2部はカンタン・ベンリ・テイカカクをテーマにPanasonicがAG-HMC155を中心に展開しているAVCCAMシリーズを使用し、撮影からプレビュー、編集、アーカイブまでの一連の流れを解説していただきました。

講師は第1部に引き続きスタジオDUの林氏、AVCCAMの5つのベンリと題して撮影・観る・取込・編集・保存の5つのステージにおけるAVCCAMの魅力を現場の目で語ってくださいました。ご自身が撮影現場でされた経験談などをユーモアを交えてお話しいただき、会場は終始和やかな雰囲気で進んでいきました。

その後林氏が撮影に携わられAG-HMC155で撮影されたというミュージックビデオ素材を使っての、Final Cut Proでの取込や編集の説明では、その簡単さや手軽さに出席者の皆さんも驚かれていました。また本日展示はありませんでしたが、そのミュージックビデオはBrevisのDOFアダプタとスチル用単焦点レンズを使用して撮影されたものとのことで、そのメイキング映像も皆さん興味津々で観ておられました。

その後は各自自由に実機に触れ、その軽さや操作性を実感して頂きました。発売して半年以上経ってはいるものの、初めて実機に触れるという方もおられ、その魅力である軽さやメカニカルなズームの動きに感心されていました。

PanasonicではAG-HMC155などのテープレスカメラを購入後、サイトにてユーザー登録を行うと保証期間が3年(P2は5年)に延びるというサポートプログラム(※一部対象外機種有)を導入し、ますますのテープレスへのシフトを図っています。System5ではカメラ単体はもちろん、お客様の要望に合わせたソリューションの提案も致しておりますので、是非ご相談ください。